「苦手」はただの思い込み? 苦手を得意に変える方法

つぶやき

私は手先が器用です。

自己流ですがミシン掛けにニット編み、アクセサリー作りも得意です。

自称、器用貧乏を名乗れるくらいに器用だと自覚しています。

今では手先が器用だと言える私ですが、20歳を過ぎる頃までは自分のことをずっと手先の不器用な人間だと思っていました。

そんな私がなぜ、器用貧乏を名乗れるくらいに手先が器用になれたのか? 苦手なものをどうやって克服し、得意に変えることが出来たのかについてお話します。

苦手なものを克服する方法とは、そもそも本当に「苦手」なのか? 苦手だと思い込んでいるだけの場合もあります。アプローチを変えてチャレンジしてみると思いのほか上手くいくかも知れません。苦手意識がなくなれば、実は得意だった!なんてことになるかもです。

pins in pincushion

小学校・中学校・高校と家庭科の裁縫がとにかく苦手でした。

今思えば、どうしてあんなに出来なかったのか不思議でならないのですが、その頃の私には最初からやる気が足りなかったのも理由の1つだと思います。

高校生の時にはスカートを作った記憶がありますが、そもそも履けるスカートを作れる気が全くしていなかったので、生地代を節約しようと思って丈はミニに決め、色も鮮やかすぎるグリーンにしたのを覚えています。

自分では頑張って作っていたつもりでしたが、ファスナーの付け方が上手くいかずにやり直しになるなど、やっぱり向いてないわーと思い裁縫はそれっきりに。

その後、お裁縫は苦手なまま結婚しました。

我が家は集合住宅で夫の両親とはお隣同士。

なので、引っ越してきた時に大きな1人掛けのソファーやテーブルなどの家具がそもそも置いてありました。

ある時、夫と買い物に出ていた時に「キャトルセゾン」という可愛い雑貨屋さんに置いてあったパッチワークの1人掛けソファーに一目惚れ。

今あるソファーじゃなくてこっちの方が断然いいじゃない!と夫に言いましたが、如何せんそのソファーのお値段が高かったのです。

夫が私に言った言葉「自分で作れそうじゃない? きっとやれば出来るよ!」なぜか私はその言葉を鵜呑みにし、早速パッチワークの本と生地を購入。毎日せっせとピースを縫いました。

私、自分でいうのも図々しいのですが色の組み合わせのセンスには自信があります。

苦手な針仕事でしたが、パッチワークは生地の組み合わせがとても大切。

これが想像以上に楽しくて、自画自賛の手作りソファーカバーが完成したのです。

夫としては高いソファーをわざわざ買わずに済み、してやったりだったと思いますが、私としても、やれば出来るじゃん!と今まで感じたことのない達成感を得てこのソファーはしばらくご自慢の一品になりました。

お裁縫苦手な私でしたが、結婚する時になぜかミシンを実家から持って来ていました。

パッチワークが楽しくて色々生地を集めているうちに、お店が開けるくらいに在庫で一杯になってしまうほどの熱中ぶりです。

子どもが産まれたついでにスタイ作りに挑戦してみるとこれが楽しい。

縫う場所も少ないしあっという間に出来上がるので達成感が得やすいのも良かった。

もうこの頃はミシンの虜になっていました。

子どもを寝かせる➡ミシン掛け➡音がうるさい➡子ども起きる の繰り返し(笑)

それでもミシンが楽しくて楽しくて小学校の低学年くらいまで2人の子どもの洋服は私が作っていました。

ある時、「いつも外国製の洋服着てるみたいだけど、どこで買ってるの?」と聞かれたことがあります。え?外国製じゃなくてお手製だよ!と私。

自分で好きなように作っていた洋服、やっぱりちょっと変わっていたのかも。

Sewing, Machine, Craft, Hobby, Dressmaking, Household

子どもが大きくなったあとはニットや、当時めちゃくちゃ流行ったビーズアクセサリー作りにも夢中になりました。

このビーズアクセサリー作りも本屋さんでレシピ本を買って来て作ってみたらとっても簡単。

子どもが幼稚園に通っていた頃で、作っている人も多かったけど気が付けば、私はお金を頂いて作るようになっていました。

嬉しいことに驚くほど沢山のお声がけを頂いて、学年の違うお母さんたちからもご注文を頂いたりとぐっと世界が広がった時期でした。

ずっと手先が不器用だと思い込んでいたのはなぜだったのか?

それは多分、親から不器用だと言われたことがあったんだと思います。

親に悪気は無かったのでしょう。でも「不器用」という否定的な言葉だけがずっと心に沁みついていたんですね。

どうせ私は手先が不器用だから出来なくてもしょうがない…全てにおいてこの心構えだったので上手く行く訳もなかったのです。

あの素敵なパッチワークのソファーと出逢っていなかったら、そしてそのソファーがお手軽なお値段の物だったら今も手先が不器用のままだったかも知れません。

今の私はレース編みを習い、包丁の技術が求められる内容の仕事をしています。

当時の私からは全く想像も出来ない姿です。

親や他人の何気ない1言が誰かのやる気や可能性を奪ってしまうかもしれないこと、でもまた他の誰かに「出来るよ」と言ってもらえたら本当にできるようになること、私はその両方を経験しました。

特にまだ幼い子どもに否定的な言葉を使うことには気をつけたいですね。

その言葉に捉われ続けてしまったらとてももったいないことです。

ですが、自分を前向きにしてくれる言葉や、興味を持てる事柄に出逢えたら、その瞬間から生まれ変われるのかも知れません。

昨日まで苦手だと思っていたことを得意に変えられるチャンスは意外とそこら中にありそうです。

苦手なものを克服する方法とは、そもそも本当に「苦手」なのかどうか?苦手だと思い込んでいるだけの場合もあります。アプローチを変えてチャレンジしてみると思いのほか上手くいくかも知れません。苦手意識がなくなれば、実は苦手でもなんでもなかった!なんてことになるかもです。

 

それでは、本日も良い1日にしていきましょう!

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