私の好きなもの<レース>のお話し
先日、タティングレースの本とシャトルを頂きました。
ご縁があって私のところへ来た本とシャトルは古いもので、今ではなかなか手に入れるのは難しそうです。
洋書が4冊と日本ヴォーグ社の本が1冊
シャトルもいくつか一緒にいただいたのですが、その中で2つほど見たことのないシャトルがあったので紹介したいと思います。
まずはシャトルから
この2つのシャトル、黒い方はセルロイド製?のようです。
Milward MADE IN ENGLAND と書かれたシールが貼ってあります
イギリスのミルワード社製のタティングレースのシャトルらしいです。
ネットで調べたら1900年代中期に製造されたと書いてあったのでヴィンテージですね!
私が持っているクロバーのシャトルと比べるとスリムでシュッとしています。
レース糸が巻かれた状態で頂いたのですが、持った感じはとても軽いです。
横から見ると厚みがないのでその分軽量なのかなといった感じ。
ただ薄くて軽い分少し柔らかめでツメもないタイプ。
私は編み目がきつくなりやすいので、このミルワードのシャトルだと折ってしまいそうで使うのは少し怖いです。
シャトルを持つ位置の窪みがとても深いのですが、これは慣れないと難しそうな予感。
赤のシャトルはクロバー製です。私が持っているクロバー製のシャトルと変わらないように見えますが
クロバーという金シールがレトロで何だか素敵です♡
頂いた本にもこの赤いシャトルが載っていたので30年位前に使われていたシャトルなのかな?と推察されます。
赤の色が深く、珊瑚のよう。今手に入る赤のシャトルとは少し違うみたいです。
気になった作品をピックアップ
・アルファベットのサンプラー 可愛らしくて、額に入れても良さそう。意外と簡単に出来そうなのに見栄えしそうなところが良い(笑)
・赤ちゃんのボンネット これはめちゃくちゃ可愛いです! 華奢な仕上がりが手仕事を感じさせますね。 作ってみたいけど、被ってくれる赤ちゃんがいません…
・カーテンのタッセル ただブレードを編んでも使い道が無いと思っていましたが、これはいいアイデアですね! 栞よりずっといい(笑)
・チュールにトリミング こちらは花嫁のベールにタティングレースをあしらったもの。繊細なものと繊細なものの組み合わせは最強です!
・タティングシャトルいろいろ こちらは白黒ページなのが残念ですがいろいろなタティングシャトルが紹介されています。本日紹介したシャトルは上から3番目と5番目のシャトルです。
今回頂いた本とシャトルは友達の旦那さんのお母様の形見分けとしていただいた物です。
もちろんお逢いしたこともありませんし、レース好きという話も聞いたことはありませんでした。というか、友達も遺品の整理に行って初めて知ったと言っていました。私がレースを習っているのを知っていたので、そこで私のことを思い出してくれたことに感謝です。高価な洋書を購入してまでタティングレースをされていたのだと思うと、タティングレースをとても好きだったのだと思います。編みかけのものもいくつか出てきたとか…
私のテキストやお道具もいつか必要としてくれる人のもとへ渡るといいなぁと思いました。
不思議な繋がりで私のところへ来てくれた本とシャトル、大切にします!
1つ編んでみたのでご紹介します。
タティングレースは久しぶりなのに、テレビを見ながらいい加減な気持ちで編んだので間違えた個所複数あります…
仕上げもせず編みっぱなしなのもご容赦くださいませ。
テキストは40番の糸ですが私は30番で編みました。
ものすごく大きくなってしまって15.5cm×9cmもあります。
吸血鬼も逃げ出すサイズのクロスになりました(笑)
それでは、本日も良い1日にしていきましょう!
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