とっても簡単!子どもの「強み」見つけ方と育て方 <実例:娘編>

家族の話

最近この「強み」というワード、よく耳にしますよね。大人になってから急に「強み」と言われても、自分の強みが何なのかよく分からないことってありませんか?

私も自分自身の強みって何?と思っているのですが、不思議なことに子どもの強みは簡単に答えらます。

この「強み」をしっかり育てていけたら、人生で困った場面に遭遇してもなんとかなるかもしれません。本日は2人の子どもを育ててきた経験から、子どもの強みの見つけ方と強みの育て方についてお話します。

 

本日お話する子どもの「強み」とは長所や優れている点だと言い換えることもできそうです。そんな子どもの「強み」の見つけ方と育て方はとっても簡単です。結論からいうと、それは子どもに任せるです。

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強みという言葉がよく使われだしたのはここ10年ちょっとくらいでしょうか?私が育児をしていた時代ではまだ「強み」という言葉をそれほど聞くことはなく、長所や短所といった言葉を使っていました。

そんな世の中の流れに疎い母親でしたが、子どもが大学生になり就職について考えるようになった頃から「強み」という言葉を意識するようになりました。長所から強みへと言葉は変わりましたが、結局のところ「強み」とは本人が好きで好きでたまらない事を指すのだと思います。

子どもの優れた点を早くから見つけ出し、将来に向けて「強み」を育てていきたいと思っている保護者は多いでしょう。

就活のエントリーシートを書いたり面接で自己アピールする時にも必要な強み。大人でも普段から意識していないと、急に強みを探そうとしてもなかなか自分では思いつかないものです。

そんな強みですが、子どもは小さい頃からちゃんと自分で探しています。

どの子どもにもきっと夢中になっているものってありますよね。我が家の娘の場合は本を読むことでした。

私は、子どもが幼稚園の頃から毎晩絵本の読み聞かせをしていました。それぞれ読んで欲しい本を決めて、1冊ずつ順番に読んで聞かせていたのです。2人とも読み聞かせを楽しみにしていましたが、小学校に入ってお稽古が始まったりと忙しくなり読み聞かせはいつしかおしまいに。

ですが、娘はその後も本を1人で読み続け、小学校1年生の時にはハリーポッターも自分で読んでいました。

読書が好きというと羨ましがられることもありましたが、親である私は内心「本ばかり読んでないで勉強してよー」と思っていました。学校から帰宅するや否や、宿題には目もくれずに本を読んでいるのです。

中学校に入ってからも定期テスト前なのに本に夢中。私は何度も読書を止めさせようと本を取り上げたこともありましたが、効果なし。また次の本をこっそり読み始めている始末。高校までの道のりも本と一緒。よっぽど本が好きだったんだと思います。

本の置き場も無くなるほどのこの本好きには正直うんざりでしたが、この本好きが大学受験の時に大いに役立ったのです。

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すでに1浪している娘。2度目の大学受験も結果が出ずにいたところ、残されたチャンスは3月受験のみ。理系学部の受験でしたが、この時の受験科目は英語と国語でした。

英語の勉強はしていたものの、国語の勉強は高校1年生以来していません。ですが、片っ端から本を読んでいたおかげで語彙量もあれば、言葉の意味や使い方にもやたら詳しくなっていたのです。あとは文学史をちょこっと暗記するだけ。

ほんとうにそれだけで希望の学部に合格してしまいました。

本ばかり読んで、一体何の役に立つのかしら?とずっと思っていたけれど、この時にようやく、テスト勉強もせずに本ばかり読んでいた時間は無駄じゃなかったんだと気付きました。

そして、私の妨害にも負けずに本を沢山読み続けてくれて心から良かったと思う反面、本当に読書をやめてしまっていたらこの結果は得られなかったとも思います。

本を読まなくなったからって急に勉強したりするはずがありません。

社会人になった娘は忙しくなり本を読む時間がめっきり少なくなりました。ですが、あんなに夢中になって読んだ本は今でも大切な宝物であり、彼女の血となり肉となっていることは疑いようもないのです。

語彙の豊富さではとてもじゃないけど彼女に勝てません。読むだけじゃなく書くことも苦にならないのでちょっとしたレポートなど、いとも簡単に書き上げてしまいます。

ただの本好きが、将来こんなに役に立つようになるんだって分かっていたら、どれだけ勉強せずに本を読んでいてももっと心穏やかに見守れたと思います。

でも、いつどこで役に立つかは分からないものを親は無駄と決めつけてしまいがちです。目の前の勉強・学校の成績にばかり関心がいってしまいがちですが、子どもが興味を持つ事柄はその子にとって大きな強みになる可能性があるかも知れないのです。

子どもの強みを最大限に伸ばすたった1つの方法、それは子どもが興味を持ったものを親の判断で途中で取り上げないことです。興味を持ったらとことんやらせてみる、そんな覚悟が1番大切です。
それでは、本日も良い1日にしていきましょう!

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