年を取ると諦めが悪くなる?
人生の折り返し地点を過ぎた頃のことを思い出すと、人生を悟ったかのようにやたら諦めが良かった私です。
ですが、その頃一緒に働いていたパート仲間のAさんの、全く人生を諦めていない姿に衝撃を受けたのを思い出しました。
年齢 私より8歳年上(当時53歳)
・シングルマザーで当時大学生の息子と2人暮らし
例えばA さんはよく宝くじを購入していました。
当選が出る売り場?で縁起の良い日を狙って購入していたと記憶しています。
私は宝くじを購入したことがないので、当選までのハラハラドキドキ感を味わったこともないのですが、Aさんはいつも当選発表まで本気で夢を見て、落選すると1週くらい本気で落ち込んでいました。
当時の私は(今もですが)まず当たる訳ないよね…と思っているので、宝くじの当落に本気で一喜一憂する姿には心底驚くと共に意味わからんとも思っていたのです。
パート収入なのでお給料はたかが知れています。
いつもお金が無いが口癖だったので、まず宝くじを買うのをやめたら?と思っていました。
また、Aさんは週に5日も働いているのに、休みの日は自己投資に余念がない!つまりお稽古漬けの毎日だったのです。
フラワーアレンジメント、ベジフルフラワー、お料理教室など、どれも個人レッスンを受けていました。
その頃の私が思っていたのは、何の為にそんなに自己投資をしているのか?ということ。
いずれ講師になる為にレッスンに通っているようにも思えず、自己満足に終わるのならお金がもったいないのでは?と宝くじと同様、無駄遣いにしか見えなかったのです。
当時のAさんと同じ位の年齢になった今、とてもじゃないけどそんな忙しい毎日を私は送れそうにありません。
Aさんのバイタリティーには当時も今も驚きます。
ですが、今ならなんとなく理解もできます。
自己投資・自分磨きは決して無駄遣いではありません。
たとえ金銭的なリターンは得られなくても心の満足度が大切なんですよね。
その頃の私は今さら何かを始めてももう人生変わらないでしょ?みたいな諦めの気持ちがありました。
でもここ数年、何だかこのまま諦めて終わりたくないという思いが強くなっていくのを感じています。
ちょっと前に母が1日でも長生きしたいと言ったのを聞いた時、え?と思ってしまったのですが、年を取るにつれ、生きることへの執着が強くなっているんだとか。
80歳を過ぎたらもう人生充分でしょみたいに勝手に思っていましたが、きっと私もやっぱり90歳までは生きたい!とか思うようになるのかも知れません。
この歳になると、あの時には分からなかったけど、今なら分かるよ!と思うことだらけです。
あの時もっと共感できたら良かったなと後悔することも沢山あってちょっと悲しい気分にもなるんですけど。
今年はゲッターズ飯田さんの占いにあった宝くじが当たりやすい年を真に受けて、A さんを思い出しながら宝くじを購入してみようと思っています。
それでは、本日も良い1日にしていきましょう!
コメント