映画館からすっかり足が遠のいていたけれど、先月は2年半振りに映画館で「ファンタスティック・ビースト」を見て、3月末からは娘がWOWOWに再加入してくれたので、WOWOWシネマでも映画を楽しんでいる私。
映画館で見る映画も家で見る映画もそれぞれ楽しいけど、映画ばかり見ている訳には行かないのが今の私の贅沢な悩みです。
「ドント・ブリーズ」が忘れられない位に面白い映画だったので、WOWOW月間プログラムガイドで「ドント・ブリーズ2」というタイトルを見つけた時からずっと楽しみに待っていた!
「ドント・ブリーズ2」をたった今見終わった感想は、1言で言うと「やっぱり面白い」。なんだかありきたりでつまらない感想だけど、面白いものは面白いとしか言いようがないのです。
「ドント・ブリーズ」との出会い
「ドント・ブリーズ」との出会いは、私の弟にお勧めされたのがきっかけで見た映画です。映画好きの弟は、多い時には週1位で映画館通いをしていたと言っていたけど、それを聞いた私はどんだけ暇人なの?と思わず言ってしまった(笑)。
その時に、私も大好きな映画、ライアン・ゴズリングの「ドライブ」が面白いって話をしたのを覚えているし、他にも「シング・ストリート」っていう映画も一緒にお勧めされたけど、タイミングよくWOWOWシネマで放送されたので見てみると、なるほど面白かった。
80年代のダブリンでバンド活動を通じて、主人公が成長していくストーリーだけど、80年代の音楽が盛りだくさん。
私と同年代(アラフィフ)には懐かしい音楽ばかりで、弟からは聞いたことのある曲ばかりだったから、きっと私には懐かしさしかないだろうってお勧めされたけど、ほんとにその通りで納得しちゃいました。
なかなか映画の趣味いいじゃん!と見直した弟のお勧めの映画「ドント・ブリーズ」も期待を裏切らない面白さでした。
「ドント・ブリーズ」ってどんな映画?
ドント・ブリーズつまりDON’T BREATHEは呼吸を止めろ・息をするなっていうタイトル通りのホラー映画です。
「ドント・ブリーズ」の冒頭はありきたりな感じで始まるけれど、すぐに想像を裏切る展開が待っている。
こちらの想像を超えるシチュエーションに加えて、息も付かせない展開で、全く新しいと感じさせるストーリーだった。
お化けとかゾンビとかは出て来ないけど、見ているこちらの息も止まるくらい、引き込まれてしまった映画。
もともとホラー映画ではあるけど、感情移入も全く出来ないし、登場人物みんな悪人。主人公の家の中だけで進むストーリーに、飽きる事もありません。
主人公は盲目で初老の男性。だけど目が見えない代わりに五感の鋭さが尋常じゃなく、おまけに元軍人だからとにかく強い。途中から目が見えないことは忘れてしまうほどに強かった。
暴力シーンはかなり凄惨で、時々画面から目をそらしたくなることもあるので、PG12は妥当。
でも犬のことは可愛がっていたりして、良い飼い主ではある。どんなに悪人に見えても、動物にとっては悪い人間じゃないんだろうなぁなんて思ったりしてしまった。
それにしても、子どもの頃はお化けを怖いと思っていたけど、ほんとに怖いのはお化けより人だってことに気付いた時が大人になった証拠かもってしみじみ思わされる。
「ドント・ブリーズ2」も面白い?
ほんとに面白かった「ドント・ブリーズ」の続編「ドント・ブリーズ2」は正直どうだったのか?というと、ちょっと懐疑的だった私の予想を裏切って、これもまた面白かった。
私の勝手な想像では、続編っていうとどうしても前作の衝撃は超えられないんじゃないか?と思ってしまうんだけど、これは前作と同じくらいの面白さ。
設定は前作と同じで、盲目だけどめちゃくちゃ強い初老の男性主人公。この男性がまた戦うんだろうなぁというのは想像通り。
今回は「娘」という新しい家族が増えて、その娘を守るために奮闘するお父さんの話なんだけど、忘れちゃいけないのはこのお父さんは根っからの悪人だってこと。
この「ドント・ブリーズ」1・2ともに登場人物は悪人ばかりという設定なのが面白いところで、うっかりすると悪人に感情移入しちゃって応援しそうになってしまう(笑)。
どの登場人物も、本来ならそこで暮らしていてはいけない人達のはず。
それでも不思議なことに、数的不利でハンデもある盲目の主人公に肩入れしそうになってしまうのだ。
悪人は悪人として分かりやすくやっつけられちゃえば、もっとスッキリするのにね。
「ドント・ブリーズ2」でも悪人のお父さんは犬に優しかった。動物に優しいだけで、ほんとはそんなに悪人じゃないんじゃない?なんて思ってしまう自分のなんと甘いことか。
「ドント・ブリーズ2」は戦う敵の数も増えていたので、更に凄惨な暴力シーンの連続だったし、人間と人間の戦いだから生々しさもなかなかのもの。
バイオレンスが苦手な人にはお勧めできません。
最後のシーン、あれってやっぱり「ドント・ブリーズ3」もあるってことかしら?そうだとしたら、やっぱり絶対に見ちゃうだろうなぁ。
本日のまとめ
映画「ドント・ブリーズ」シリーズは、1言でいうととても面白い映画です。
ジャンルはホラー映画だけど、お化けやゾンビは出て来ないし、バイオレンス映画といってもいいんじゃないかな。
登場人物は全員悪人で、感情移入は出来ないけれど、息も付かせぬストーリー展開にグッと引き込まれてしまうでしょう。
今までに見たことの無い、新しいシチュエーションの映画です。
「ドント・ブリーズ」と「ドント・ブリーズ2」一気に見たくなること間違いなしのお勧め映画です。
それでは、本日も良い1日にしていきましょう!
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