今年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」には、市川染五郎さんを始め多くの歌舞伎役者が出演しています。
私も染五郎さんの麗しい姿をテレビの前で大喜びしながら拝見した一人です。
そんな染五郎さん、来月は久しぶりに歌舞伎座へお出ましです。
私自身もまだまだ歌舞伎初心者。染五郎さんのファンになってから、初めて歌舞伎を観に行ったのは2018年の襲名披露公演こと。
それまでは歌舞伎と聞くと、なんとなくちょっと敷居が高いなぁと感じていましたが、実際足を運んでみるとそんなことはありませんでした。
歌舞伎を観てみたい!と思っている方へ、チケットの取り方や金額、実際に座席に座って見える舞台の様子や雰囲気などについてお話します。
私がお勧めする公演チケットの購入方法
まずは歌舞伎公式サイト「歌舞伎美人」にアクセスして、公演情報をチェック!
一般販売開始日時やチケット販売方法を確認。
現在公演中のものから、これから公演予定のものまで紹介されています。
「歌舞伎美人」のトップページを一番下までスクロールし、チケットに関するご案内をタップ。
するとチケットWeb 松竹ページへ移動します。
初めての方は新規登録を済ませると、チケットが購入できるようになります。
他にもチケットぴあなどのプレイガイドからも購入できるようですが、私は利用したことがありません。
ちなみに私は確実にチケットを購入したかったので、歌舞伎を観に行こうと思ってすぐに、松竹歌舞伎会に入会しました。
松竹歌舞伎会に入会するメリット
松竹歌舞伎会に入会するメリットは、ずばり一般発売より前にチケットを購入することが出来る点です。
年会費は¥3,300-で入会金は無し。
松竹歌舞伎会カード(クレカ機能付)が発行されます。
残念ながら、松竹歌舞伎会に入会したからと言って、欲しいチケットが必ず手に入る訳ではありません。
私は会員ランクが一番下の会員なので、チケット先行発売日も一番最後。一般発売日の一つ手前って感じです。
利用実績に応じてランクアップするようですが、年に数回程度の観劇ではランクアップは難しそうです。
それでも、座席をピンポイントで指定して購入出来る点や、事前に空席検索なども出来るので、とても便利です。
チケット料金の種類と座席の雰囲気について
来月の歌舞伎座公演での観劇料を参考に見ていきます。
1等席 ¥16,000-
2等席 ¥12,000-
3階A席 ¥5,500-
3階B席 ¥3,500-
1階桟敷席 ¥17,000-
まずは憧れの1階の桟敷席
いつかこの桟敷席で観劇してみたいと思いながらもまだ座ったことはありませんが、一度、休憩時間中に桟敷席を覗きに行ったことがあります(笑)
ゆったりとしているし、テーブルもあって落ち着けそうな雰囲気でした。
¥17,000-という金額について私の感想は、コロナ禍以前のスタイルに戻ったら高くないという感じ。
どの座席についても言えますが、コロナ禍以前の歌舞伎公演は昼公演と夜公演の2部制で、公演時間がほんとに長かったんです!(休憩含めて約4時間)
こんなに長い時間楽しめるんだから、例え¥17,000-だとしても高すぎることはないと思っています。
でもコロナ禍以降は3部制になり、上演時間もぐっと短くなりました。こうなるとちょっと割高感は否めないというのが正直な感想です。
歌舞伎座では今でも座席の間隔を空けているので、いろいろな事情もあると思います。私としては、なんの制約も無くなったらぜひこの桟敷席にトライしてみようと目論見中です。
1等席
1等席は1階前方の席と2階前方の席となります。1階の1等席では、花道を横目に見ることが出来る席ですね。
私は1階席に座ったことはありませんが、2階の最前列から見た感じでは、花道はかなりの高さがあって、花道の横に座っているお客さんの頭の高さくらいありそうでした。
花道を通る役者さんを見上げる感じになると想像しています。
特に花道のすぐ横の席では、足音や息遣いなどをとてもリアルに感じることが出来そうだなぁと羨ましく思います。ですが、2階前方は、やはりとても見やすい席なのでお勧めです。花道脇では恐らく見えにくいと思われる役者さんの足元や、1階席ではやっぱり見えなさそうな舞台の全容をしっかり捉えることが出来ます。
座席もゆったりとしているので、疲れにくいです。
2等席
1階後方と2階後方と2階桟敷席が2等席ですが、私は2階後方の席を利用したことがあります。
2階後方の席でも充分楽しめますが、花道は全体の長さの半分も見えているかな?という感じです。
おまけに3階席が被ってきているので、宙乗りのある演目では、役者は3階席に登っていくのですが、あっという間に見切れてしまいます。
上の階からは大きな歓声が上がったりしてますが、一体何が起こっているのか蚊帳の外状態で、淋しい感じです。
2階席には1等席と2等席が混在していますが、座席の作り自体には変わりはなく、位置が前方か後方かという違いです。(その違いによって見える景色は随分違いますが)
男性や、外国の方が座ってもそこまで窮屈にならずに済むでしょう。
3階A席
3階席の前方部分と3階の横のバルコニー席となります。
横のバルコニー席は、人気の席のようでなかなか購入することが出来ない印象です。
3階席になると、舞台からも遠くなりかなり高さもありますが、役者の声はしっかり届きます。
歌舞伎はマイクを使ったりしないのが、個人的には嬉しいポイントです。
そして、コロナ禍前では、大向うの掛け声が良く聞こえてくる席でもあります。
役者の芝居とともに、大向うの掛け声を聞くと歌舞伎を観ている臨場感も高まります。
3階B席
3階B席は¥3,500-ととてもお手頃価格です。
私もこの3階B席のチケットを1度購入してみたいと思っていますが、この席も人気でなかなか取れません。
大向うなどのように、足繁く通う常連さんが多い席のようです。
3階席の座席の作りはこじんまりとしていて、160cm未満の私でもちょっと足元が窮屈だと感じます。
隣との幅も狭いので男性では更に窮屈かも知れません。
ちょっと狭い3階席ですが、歌舞伎の醍醐味でもある宙乗りは、花道から3階の客席まで移動するので、最後に役者が捌ける瞬間を見ることが出来る特別な席でもあります。
この瞬間を見てみたいと思いながら、未だ見ることが出来ないでいます。
本日のまとめ
チケットの代金と舞台の見え方は、やはり金額に応じています。
ですが、どの座席に座っても、それぞれの雰囲気を味わうことが出来ますし、楽しみ方も色々です。
ゆったり見たいのか、何度も見たいのか、自分の希望に添った座席を選べるのも良心的だと思います。
まずは一度、歌舞伎座へ行ってみましょう。
オペラグラスを持参するのをお忘れなく‼
それでは、本日も良い1日にしていきましょう!
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