我が家の2人の子はそれぞれ違う選択をして、今に至ります。
親として思うことは、高校生の時点で娘に語学留学をさせて良かったと思う気持ちに変わりは無いということ。
そして、語学留学の経験が1度もないまま社会人になった息子にも行かせなかった事への後悔は無いということです。
留学経験が、その後の大学入試や会社員になった2人の仕事に大きな差があるかというとそんなこともないような気がします。
前にも書きましたが、高校生の語学留学とは留学経験そのものに価値があるのだと思います。(留学期間の違いにもよるとは思います。)
語学スキルの習得に1番の価値を置くのであれば、大学生になってからでも遅くはないでしょう。
娘は語学留学プログラムのある私立高校に通っていたので、その機会に恵まれ留学しました。
・高校1年生の夏 アメリカ・シアトルに2週間
・高校1年生の3学期 オーストラリア・アデレードで現地の私立学校へ編入
息子の通っていた私立高校では特に留学プログラムも無く、留学した生徒の話を聞いたこともありません。
・高校2年生の時に修学旅行でカナダのバンクーバーへ行っただけ
2人とも中学・高校では同じ塾に通いながら英語の勉強をしていました。
特に英語が得意という訳でもありませんでしたが、苦手という訳でもありません。
娘は本人の希望で2度の語学留学に参加しましたが、息子は1度も留学をしたいと言ったことがありませんでした。
社会人になってから、留学しとけばよかったなぁと言ったことはあったけど、もう後の祭り。
そんな2人はそれぞれ理系学部へ進学し、英語とは疎遠の生活になっていきました。
一足先に会社員になった息子は、希望の会社に入れなかった為、2年後の転職活動へ向けてまた英語の勉強を始めました。
通勤時間を使って勉強していたようです。
TOEICで850点以上を目標にコツコツと勉強を始め、2年後には目標の850点オーバーを達成。
そして今では外資系の会社へ転職を果たしました。
面接では「英語の読み書きは出来るけど英会話は出来ない」と伝えたそうです。
一方管理栄養士の娘。
大変だった国家試験に英語は必要ありません。
無事国家試験に合格し、管理栄養士として働き始めてからも1度も英語の必要性を感じたことはないと思います。
そんな彼女もなぜか毎回TOEIC受験をしているのですが、これといった目標もなく受験しているので、成績は500点未満。
彼女も毎日の通勤時間にアプリを使って勉強しているそうです。
2人のそもそものポテンシャルがそんなに違うとも思えないのですが、大きく違うのは根気とやる気です。
息子はとにかくコツコツと積み上げることを苦にせず、努力をいとわない性格。
娘はその真逆で、コツコツが嫌いで苦手なのです。
やはり大事なのは留学した事実ではなく、目標を持って留学したかどうかが大事なんだと思います。
ですが、高校1年生に高い目標を持って留学してこいというのは難しいのではないでしょうか。
高校生では留学期間も短期間になりがちです。
親としては高い費用を払って留学させるので結果も欲しいところですよね。
でも、親元を離れて生活する、それも外国で!となれば元気に行って帰ってくるだけで子どもは充分頑張ったと思うのです。
本人が留学を希望したとして、それを承認するのは親です。
英語の勉強は日本に居ても出来ます。
本人のやる気次第で本当に何とでもなります。
それでも留学に行かせるメリットは留学体験そのものに他なりません。
あまり欲張らずに、思い出作り位の気持ちでチャレンジしてみることをお勧めします。
それでは、本日も良い1日にしていきましょう!
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