映画「アンモナイトの目覚め」ネタバレするかも?! 頭の整理をしながら感想を書いてみる

私の好きな物

2021年4月に日本で公開された映画「アンモナイトの目覚

気になりながらも映画館へ足を運びそびれたままになっていたけど、先日WOWOWで放送されていたので録画しておいたものをようやく視聴。

上映時間は120分と少々長めだったけど、冒頭から一気に引き込まれて(と言っても最初は昼食を食べながら見ていたけれど)見てしまった。

見終わった今言えるのはこの映画が好きってこと。

映画に限らないけど、好きか嫌いかは理屈じゃないし、言葉では上手く説明できないことが多い。特に好きなものに関しては、いつも以上に語彙が貧困になってしまう自分が嫌になる。

それでもこれだけは伝えたいと思うこと、それはこの映画を視聴するための120分は無駄な時間なんかじゃないって事。

私の何度でも見たい映画リストに加えることに決定!

 

Valentine'S Day, Valentine, Cookies, Hearts, Love

「アンモナイトの目覚め」感想

たった今、見終わってまず思ったのは、余韻のある映画だったということ。

120分という短くない時間だけど、それを全く感じさせない。特にドラマチックな展開はないのに、なんだかずっと見ていられる不思議。

冒頭での海辺のシーン、波は荒く暗い海の色に幸せの予感はないけど、見終わって暗い気分にさせる映画では無かった。

どんなに強く見える人でも、やっぱり分かり合える誰かを求めているし、そういう人と巡り逢えた奇跡を見るのは幸せな気持ちにさせてくれる。

その後のことは分からないし、どうでもいい気もしてしまう。巡り逢えたその奇跡さえあればずっと生きる希望を持ち続けることも出来るんじゃないかと思わせる。

ケイト・ウィンスレット

ケイト・ウィンスレットといえば映画「タイタニック」なのでしょうが、私は「タイタニック」を見たことがない。

そして彼女が出演している映画で見たことがあるものは、2008年の映画「愛を読むひと」だけだった。

とても有名な女優だし、もっと見ているつもりでいたから正直驚いてしまったけど、この「愛を読むひと」も好きな映画なので、ケイト・ウィンスレットが好きなのかも。

「タイタニック」は見てないけど、その頃より今の彼女の方がずっと素敵。

「愛を読むひと」で演じたハンナも「アンモナイトの目覚め」で演じたメアリーも、自分を殻に閉じ込めながら生きているところが似ている。

ほんとはとても美しいのに、自分を美しく見せようとはしていない、ちょっと世捨て人のような、そんなキャラクターを演じるのにケイト・ウィンスレットはぴったりの女優だと思う。

もちろん本人はとても美しいんだけど、なんていうか血の通った美しさを感じさせる人。

年齢に見合った美しさと言ったらいいのかな? 作り物じゃない、ちゃんと人生を感じさせる顔と身体。

自分の運命を受け入れて生きるしかない現状に、これ以上傷つかないように自分を守る術は、感情を押し殺して生きるしか無かったんだろうと思わせられる。

ぶっきらぼうで、愛想笑いもしないメアリーは見ていて心地いい。心の中ではちゃんと火が灯っていることは伝わってくるから。

人形のように美しい人も私は大好きだけど、ケイト・ウィンスレットを見ているとすごく安心する(決して、自分とケイト・ウィンスレットを同じだと思っているという意味ではないですよ)。

世の中、歳をとることに対してネガティブ過ぎると思う私。女性に対して失礼すぎる世間に腹が立つこともよくあるし。

でも若い時分は私もそっち側の人間だったとも思うので今更ながら反省。

兎にも角にも私が美しいと思うものに理屈は必要無い。造形の美しさも、内面から滲み出る美しさも、同じ美しいということに変わりは無い。

Frame, Heart, Decoration, Border, Valentine'S Day, Love

シアーシャ・ローナン

シアーシャ・ローナンについて私が知っていることは、実力派の若手女優だってことくらい。

彼女の出演作品を見たのは「レディ・バード」に続いて「アンモナイトの目覚め」が2本目。

「ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語」も見たいと思っているけど、まだ見れないでいる映画のうちの1つ。

この「アンモナイトの目覚め」でのシアーシャは、瑞々しい若さが溢れていて、とても愛らしい。

シアーシャが演じるシャーロットも、最初こそ打ち解けずに表情も無いため、厄介なお人形のようだったけど、表情を取り戻してからのシャーロットの無邪気で若く瑞々しい姿がとても印象的。

ケイト・ウィンスレットの演じるメアリーと何かにつけて対照的なのも心に残るポイント。

彼女の細くてしなやかな身体が何より若さを物語っていた。

まとめ

映画「アンモナイトの目覚め」は私のお気に入りの1本になりました。自信を持っておすすめしたい映画です。

ざっくり言ってしまえば女性同士の恋愛映画ということになるけど、性別は関係ない。

私は男女の恋愛にはあまり興味が無い…というか、感情移入が出来ない。そんな私のような人間には特におすすめの1本です。

1人で見て、その後ゆっくり余韻に浸ってみてください。

 

それでは、本日も良い1日にしていきましょう!


コメント

2024年10月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  
タイトルとURLをコピーしました